日本選手権決勝のこと
2005年9月4日 マジック日本選手権決勝ラウンドを観戦してました。
優勝者はイチロー君と予想してたけど、3,4位決定戦で大磯VSイチローっていうカードになってしまいました。どっちも日本代表になれるっぽいから世界選手権はこの二人に注目して応援します。ってか今の日本の流れを考えると今年は初めて国別対抗戦で優勝しちゃうかもしれない。開催地も横浜だし。もしも期待を裏切った場合には、応援してた人全員で大磯に久保田千寿を一気させちゃいましょう。
今話題の中心の決勝戦もオールタイムで観戦してました。
以下はチンネンの目から見て起こった事と感想。
イヤナガ2−1諸藤で向かえた4戦目。6〜8ターン目くらいだったかな、諸藤が《精神隷属器/Mindslaver》を起動してエンド。イヤナガはアンタップ状態の《山/Mountain》と《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》を1枚ずつと《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》が装備されている《凍らし/Frostling》をコントロール。手札は《煮えたぎる歌/Seething Song》のみで諸藤はクリーチャー無し。イヤナガがヘッドジャッジに「この《凍らし/Frostling》は生贄に捧げられる?」って聞いたらヘッドは「できます」と答えました。その時点で観衆から小さなドヨメキが起きて、部分部分で「あれって生贄にできんの?」みたいな話が聞こえてきて、俺もプロテクション赤だから無理っぽいけど、特殊ルールでもあんのかなって不安になって回りにいた三田村とAKKAに聞いてみた所、彼らも生贄にできないとは思ってるけどジャッジが言うからどうなんだろっていう感じでした。3人ともできないって判断して遠くにいたジャッジとか偉い人に聞きまくってみたら「生贄にはできない」っていう判定が出ました。デュエルも終盤に差し掛かった所でヘッドが違うジャッジに呼ばれその事実を伝えられたようで、テーブルに戻った時にぐったりしてました。
デュエルはイヤナガが2連続《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》をトップデッキして、相手のトリスケリオンのカウンターを浪費させライフを削りきり勝利しました。そのトップデッキの影響で《凍らし/Frostling》を使って《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》が死ななかった事による影響は勝ちが1T遅れるくらいかな。
会場のアナウンスで「優勝者はイヤナガさんです」ってコールされたけど、ジャッジとテレビの撮影に入ってた人達が慌しく動きだして、どうやら場と手札を再現して再戦を行うようとの事。
基本的にヘッドが裁定を間違えてそのまま終わってしまっても何事も無いかのように終わるのが普通の裁定だと思うんだけど、テレビ撮影が入ってるのと両者の合意が得られた事で日本選手権を公平に行うために再戦をする事になったらしい。公平かどうかはあやしい所だけど。
イヤナガ陣営に聞いてみた所、有り得ないよねって言ってる人はほとんどいなくて、「面白いからやれよ」みたいな意見が多かったようです。イヤナガ本人は前日にスタンダードの練習をして睡眠不足だったようで、どうでもいいやみたいな感じでグッタリしてました。イヤナガ側が完全にやらないって姿勢だったら、このマッチは行われなかったと思います。
諸藤の友達はすごく喜んでいて、「諸藤本人も勝ちたがってる」と言ってました。
結果、誤裁定によって出た結果とは逆の人が優勝してしまいました。
これに関してヘッドを叩いたりする人もたくさんいるとは思うんだけど、日本選手権に参加してるプレイヤーのミスは自己責任で、ジャッジのミスは絶対に許されないとは僕は思いません。実際にベスト8で名のある有名プレイヤーが細かい事を忘れていて激しいミスをするというシーンを何度か目撃しました。GPやPTの決勝ラウンドで張り付いて見ていると普段はしないような酷いミスを最低5回は見つける事ができます。
ジャッジというのに厳正なものを求める気持ちはわかりますが、ヘッドに悪意があったわけでもなく、「《凍らし/Frostling》1体だけの時に生贄にできるか?」という質問と勘違いしてしまったと思うんだけど、相手が赤くない時に《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》のプロテクション赤を失念してしまうという、落とし穴のような勘違いです。日本選手権ヘッドジャッジといえどジャッジ側の収入はPTQやプレリリースと変わらないはずで、ジャッジは全力を持って公正に務めていればミスは本人の反省のもとに許される事だと思います。
確かに今回は状況が悪すぎたとは思うんだけど、ヘッドジャッジが今までに大会主催やサイト運営でマジックにしてきた貢献のすべてを0にして叩く事は間違いだと思います。
こういう事態になってしまった責任はヘッドは勿論の事、ルールを熟知していなかった両プレイヤー、薄々感じながらも自信を持てずに意見できなかった観戦者すべての責任です。
まず、同じシチュエーションに遭遇した時に絶対の自信を持ってルールの間違いを正せたかどうかを考えて下さい。そこから今回の事件について色々な意見を出すべきだと思います。
両者合意の元に行われた再戦なので、当人同士で問題は発生していないはずです。
主観だけで書いたので色々と間違ってる事もあるとは思いますが、意見や反論、場の状況やこの文に関する間違いがあれば遠慮なくtinnen3@hotmail.co.jpまでご連絡下さい。
優勝者はイチロー君と予想してたけど、3,4位決定戦で大磯VSイチローっていうカードになってしまいました。どっちも日本代表になれるっぽいから世界選手権はこの二人に注目して応援します。ってか今の日本の流れを考えると今年は初めて国別対抗戦で優勝しちゃうかもしれない。開催地も横浜だし。もしも期待を裏切った場合には、応援してた人全員で大磯に久保田千寿を一気させちゃいましょう。
今話題の中心の決勝戦もオールタイムで観戦してました。
以下はチンネンの目から見て起こった事と感想。
イヤナガ2−1諸藤で向かえた4戦目。6〜8ターン目くらいだったかな、諸藤が《精神隷属器/Mindslaver》を起動してエンド。イヤナガはアンタップ状態の《山/Mountain》と《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》を1枚ずつと《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》が装備されている《凍らし/Frostling》をコントロール。手札は《煮えたぎる歌/Seething Song》のみで諸藤はクリーチャー無し。イヤナガがヘッドジャッジに「この《凍らし/Frostling》は生贄に捧げられる?」って聞いたらヘッドは「できます」と答えました。その時点で観衆から小さなドヨメキが起きて、部分部分で「あれって生贄にできんの?」みたいな話が聞こえてきて、俺もプロテクション赤だから無理っぽいけど、特殊ルールでもあんのかなって不安になって回りにいた三田村とAKKAに聞いてみた所、彼らも生贄にできないとは思ってるけどジャッジが言うからどうなんだろっていう感じでした。3人ともできないって判断して遠くにいたジャッジとか偉い人に聞きまくってみたら「生贄にはできない」っていう判定が出ました。デュエルも終盤に差し掛かった所でヘッドが違うジャッジに呼ばれその事実を伝えられたようで、テーブルに戻った時にぐったりしてました。
デュエルはイヤナガが2連続《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》をトップデッキして、相手のトリスケリオンのカウンターを浪費させライフを削りきり勝利しました。そのトップデッキの影響で《凍らし/Frostling》を使って《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》が死ななかった事による影響は勝ちが1T遅れるくらいかな。
会場のアナウンスで「優勝者はイヤナガさんです」ってコールされたけど、ジャッジとテレビの撮影に入ってた人達が慌しく動きだして、どうやら場と手札を再現して再戦を行うようとの事。
基本的にヘッドが裁定を間違えてそのまま終わってしまっても何事も無いかのように終わるのが普通の裁定だと思うんだけど、テレビ撮影が入ってるのと両者の合意が得られた事で日本選手権を公平に行うために再戦をする事になったらしい。公平かどうかはあやしい所だけど。
イヤナガ陣営に聞いてみた所、有り得ないよねって言ってる人はほとんどいなくて、「面白いからやれよ」みたいな意見が多かったようです。イヤナガ本人は前日にスタンダードの練習をして睡眠不足だったようで、どうでもいいやみたいな感じでグッタリしてました。イヤナガ側が完全にやらないって姿勢だったら、このマッチは行われなかったと思います。
諸藤の友達はすごく喜んでいて、「諸藤本人も勝ちたがってる」と言ってました。
結果、誤裁定によって出た結果とは逆の人が優勝してしまいました。
これに関してヘッドを叩いたりする人もたくさんいるとは思うんだけど、日本選手権に参加してるプレイヤーのミスは自己責任で、ジャッジのミスは絶対に許されないとは僕は思いません。実際にベスト8で名のある有名プレイヤーが細かい事を忘れていて激しいミスをするというシーンを何度か目撃しました。GPやPTの決勝ラウンドで張り付いて見ていると普段はしないような酷いミスを最低5回は見つける事ができます。
ジャッジというのに厳正なものを求める気持ちはわかりますが、ヘッドに悪意があったわけでもなく、「《凍らし/Frostling》1体だけの時に生贄にできるか?」という質問と勘違いしてしまったと思うんだけど、相手が赤くない時に《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》のプロテクション赤を失念してしまうという、落とし穴のような勘違いです。日本選手権ヘッドジャッジといえどジャッジ側の収入はPTQやプレリリースと変わらないはずで、ジャッジは全力を持って公正に務めていればミスは本人の反省のもとに許される事だと思います。
確かに今回は状況が悪すぎたとは思うんだけど、ヘッドジャッジが今までに大会主催やサイト運営でマジックにしてきた貢献のすべてを0にして叩く事は間違いだと思います。
こういう事態になってしまった責任はヘッドは勿論の事、ルールを熟知していなかった両プレイヤー、薄々感じながらも自信を持てずに意見できなかった観戦者すべての責任です。
まず、同じシチュエーションに遭遇した時に絶対の自信を持ってルールの間違いを正せたかどうかを考えて下さい。そこから今回の事件について色々な意見を出すべきだと思います。
両者合意の元に行われた再戦なので、当人同士で問題は発生していないはずです。
主観だけで書いたので色々と間違ってる事もあるとは思いますが、意見や反論、場の状況やこの文に関する間違いがあれば遠慮なくtinnen3@hotmail.co.jpまでご連絡下さい。
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